友人のライヴを観に行った時、彼らの対バンとして偶然目にしたのが、クララズとの最初の出会いだった。 ポキっと折れそうなほど細身の体でギターをかき鳴らし、「コンコース」を歌う姿に一目惚れ。その見た目 とは裏腹に、ビートルズやニール・ヤング、オアシスそして奥田民生を思わせる骨太なメロディが、耳に こびりついて離れなくなった。中性的で、どこか飄々とした佇まいも彼女の魅力の一つなのだけど、今作 にもそれがしっかりと封じ込まれていて嬉しくなった。リリースおめでとう!

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── 黒田隆憲(音楽ライター)

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小気味よいポップソング職人みたいなイメージだったクララズの新譜は、全体的にすこしビターな味わい です。カラッと晴れた冬の空の下を、やるせない気持ちを抱えながら歩いてるみたいな。僕は大体いつも そんな感じなんで、めっちゃフィットしてます。ありがとうございます。

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── 須田亮太 ( ナードマグネット )

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誰もが知っている音の世界のなかで、あらためてまっすぐこちらを見て語りかけてくるような彼女の音楽が、私はすきです。

このアルバムのなかで「海」はひとつの到達点、今であり未来であるように思います。川が蛇行するように、なにかを失っては見つけ、旅をし、懐古や思考をくりかえしながら今日まで来たこと、そして希望とともにまた未来へ向かっていくことを、彼女がまっすぐこちらを見て話してくれているような気がします。

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── サトーカンナ(all about paradise)

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青春 18 きっぷの旅が好きだ。

朝イチの品川駅から西へと向かう。

旅の興奮を抑えつつ目を閉じる。

トンネルに入るゴーって音で目を覚ます。

抜けたら海だ!海が見えたら駅弁食べようか?それとも途中下車してやろうか?

クララズのアルバム聴いてそんな楽しい妄想に耽ってます。

車窓を通り過ぎる７曲の風景。 絶景かな♩

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── タカタタイスケ (PLECTRUM)

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感じるという作法には、初めから王道がないということ。好きなやり方で書けばいいし、奏でればいいし、 歌えばいいのだということ。伸びやかな声が青空を突き抜けて磁気テープの裏側へとつながっていくよう な、デジタル信号の海に置き忘れられていたB面的心地よさ。こういう名曲が、こういう感受性が、

こういう話の紡ぎ方が0と1の間には、ぼくらの胸ポケットの中にはいつもあったんだよね。思い出しました。 ありがとう。

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── ゆーきゃん

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人生は小さな決心の連続で出来ているのかも、なんて思いました。そして答えを出すのは他の誰でもなく 自分自身でなくてはいけない、と、この力強い歌声に言われている気がした。

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──遊佐春菜 ( 壊れかけのテープレコーダーズ )